1918年、第一次世界大戦が終結。
これを機に、アメリカ、イギリス、ロシアなど多くの国からいろんな人種がパリになだれ込む。
「パリにいけばなんとなる」街は戦後の開放感に溢れていた。
「狂乱の時代」1920年代のパリ
1920年代のフランスではドルの貨幣価値が急激に上がり、フランの約10倍にもなった。
これと同時にアメリカ文化がパリにどっと流れ込んで来た。
芸術家たちはそんな文化の変化を敏感に感じ取り、新しい表現を次々と生み出して来た。
後に、この1920年代は「狂乱の時代」と呼ばれた。
「狂乱の時代」の中心だったのはパリ15区モンパルナス。
20世紀の初め、世界中の芸術家たちがモンパルナスに移り住んだ。
シャガール、マチス、モディリアーニなど国籍や絵のスタイルなど全く違う才能ある芸術家たちがみな成功を夢見て、モンパルナスにやってきた。
当時、芸術家たちが通ったカフェで今も残っているが「LA ROTENDE(ラ・ロトンド)」。
店内には絵や常連だった画家のサインが飾られており、今も当時の雰囲気をとどめている。
若き芸術家たちはこのカフェで熱く語らい、新しい表現を生み出して行った。
「狂乱の時代」が終わりを告げたのは1929年のアメリカウォール街から始まった世界大恐慌がきっかけ。
その波はパリをも襲い、翌1930年にはパリの美術市場は大暴落を起こし、芸術家も多くのパトロンと共にパリを離れた。
パリの人気ホテル
以下のサイトではパリの人気ホテルランキングから泊まった人の口コミまでチェックすることができます。
ポンピドゥー・センター(Pompidou Center)
パリ4区(セーヌ川右岸)にある総合文化施設。
通常なら建物内部に隠れている電気や水道、空調の配管がむき出しになって、カラフルな色で色分けされている。
ストラビンスキー噴水(Stravinsky Fountain)
ポンピドゥー・センターに隣接する噴水。
噴水内には鮮やかな色合いのオブジェがたくさんある。
オルセー美術館(Musee d’Orsay)
古い駅舎を改装した美術館。
19世紀半ば〜第一次世界大戦までの作品を所蔵。
ロダン美術館(Rodin Museum)
彫刻家オーギュスト・ロダンを記念した美術館。
広大な庭園にはロダンの作品だけでなく、ロダンが集めた美術品も展示されている。
パサージュ
パリにはパサージュがたくさんある。
パサージュとは大通りをつなぐ屋根付きの道のことで、パリの町を散策する楽しみを提供する。
フランス革命後にパリ各所に建てられた。オペラ座界隈に多い。
パサージュは19世紀に大流行し、暖房付きのパサージュも登場した。
ホテルや人が住める部屋があるパサージュもある。
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